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鼻にまつわる諸症状は、血液検査やレントゲン検査で原因を突き止めますが、まずは問診で分かるものがほとんどです。少しでも早く、お悩みの根源から治療を進めてまいります。
大きく分けて通年性と季節性のものがあり、花粉症は後者にあたります。原因としては、空気の乾燥や温度差、またペットの毛や黄砂のほか、ダニ、ハウスダスト、カビなどの抗原(アレルゲン)によるものが有名です。特に遺伝的要素が強いものは「アトピー疾患」と呼ばれます。つまり、多少なりとも遺伝的体質によるところがあるため、完全な予防は難しいのですが、原因を突き止めることで症状を軽減することはできます。また、抗アレルギー剤、ステロイド、抗ヒスタミン薬、抗血管収縮性点鼻薬などを併用して症状を緩和します。
副鼻腔炎が長引く、または繰り返す状態が3カ月以上続いているもので、「蓄膿症」とも呼ばれます。絶えず黄色や黄緑色の粘性の鼻汁が出て詰まってしまうため、口呼吸になる、いびきをかくなどの症状が見られます。鼻汁に含まれる細菌が喉に回ることで気管支炎を併発する場合もあります。治療としては、定期的に鼻汁を吸引してきれいに取り除きます。また、少しずつ抗生物質や粘液溶解剤などを内服することで、状態を改善に導いていきます。 治療を数カ月続けても効果が出ない場合は、手術になる場合もあります。
近年、スギ花粉によるアレルギー症状である「鼻みず」「鼻づまり」「くしゃみ」「目のかゆみ」に悩まれている患者さまはますます増加傾向にあります。当院では、花粉症の初期療法をお勧めしております。それにより症状の発現を遅く、軽くすることができます。症状のある方も、まだない方も一度ご相談ください。
ご来院の上Web登録をして頂いている方には花粉症シーズンの前にメール配信にてお知らせを行っております。
春につらい症状をおこすスギ花粉症や季節を問わずあらわれる、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎の治療法のひとつに舌下免疫療法があります。舌下免疫療法はアレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに次第に慣らし、根本的な体質改善によりアレルギー症状を治し、長期にわたり症状を抑える可能性のある治療法です。原因となるアレルゲンを用いて行う治療ですので、原因となるアレルゲンを検査で確定する必要があります。治療は長期間(3~5年)かかります。小児の患者さんも治療できます。
鼻の奥まで「丸洗い」できますので、ホコリや花粉、ウィルスが付着しやすい上咽頭粘膜を洗うことができます。かぜやインフルエンザの予防対策としても役立ちます。
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